昭和３３年の１月。三興食品工業所は誕生しました。
最初は数々の失敗を重ねてたくさんの実りが作られてきました。来る日も来る日も小さな鍋で炊きあげられ冷まされたカレールウは翌朝、数人のスタッフで小分けし袋詰めされた商品を各々が自転車に乗せて創業地の大阪市大正区から四方に駆けめぐりました。最初はとにかく自転車カゴの商品を売れきれるまでひたすらペダルをこいで前へ進んできました。
その努力が着実にお客様にご支持いただき、今ではSANKO CURRY は関西カレーうどんには外せない存在だと言っていただけるまでに成長させていただきました。
その味を支える主な特徴としてカレー粉を長時間焙煎しながら炊き上げるという他に類をみない焙煎の技があります。

スパイスは繊細で、熱殺菌によるダメージ、火加減、時間、気温、湿度などに影響されやすく、味の安定が大変難しいもの。SANKO　CURRYでは創業以来”遠赤外線焙煎”でじっくり時間をかけてカレーを焙煎。２０種類以上のスパイスをゆっくり焙煎し風味を最大限に引き出すことができます。経験豊かな職人技により、焙煎時間、湿度などスパイスに合わせて作っております。

今も尚、約６０数余年大阪ナニワのカレーの一つとして愛され続けていることは皆様には感謝の一言です。
特に多くの方々から支持される「無塩インドカレー」はカレーうどん、カレーそば用お出汁にとても合わせやすく専門店様から各店の特性や個性が引き立つと好評を得ております。これからも伝統の製法を守り、更なる進歩に向けて日々精進して参ります。